オルコックはハーデイなどと同じく多くのロッドやリールのメーカーとして知られた英国の釣具総合メーカーでした。1963年JWヤングと一緒になり、1965年にはシェークスピアーに買収されて、残念ながら伝統あるオルコックの名前はなくなってしまいました。現在でも多くのセンターピン・リールにはコレクターが居てかなりの高値で取引されています。当店でもオルコック・ブランドのハーデイと極めて類似した仕様のロッドを何度か販売いたしております。
ロッド重量約420グラム、このロッドの状態は大変綺麗です。フェルールはハーデイと同じ仕様のロック・ファースト・タイプ、トップとストリッピングはハーデイのガイドとは違うデザインですが綺麗なオレンジのメノウ・リング付です。途中のガイドは全てハーデイと同じブリッジ・リングです。雰囲気はハーデイと同じと感じるイメージが極めて強く出ているロッドです。アクションはデリケートの中にステイール・センターのトルクの高さを感じる馴染みやすいアクションです。
更にステイール・センターで12フィートという事を合わせて考えるとアーサーウッド、アクションからアーサーウッド#2、が想起されます。確かではありませんが、何らかの関連があると推測してもよいと思っています。ハーデイと殆ど同じパーツ(厳密に細部を検証するとハーデイに使われているパーツ類は微妙により重厚な印象です)類が使われたロッドがハーデイで作られたのがどうかは確定できません。このロッドは柾目状に素材を使用したコルク・グリップの仕様から1930年代と推定しています。ちなみにアーサー・ウッドは1926〜1952年の間製造されていますが、このロッドの豪華な仕様は当然第二次世界大戦中ものでも、更に大戦後のものでもないと思います。
3ピース・モデルで、1930年代としては珍しいショートなどのない完全な長さの2テイップがそろっているモデルです。重厚なスピアーも付いています。
瑕疵としてはバットのラバー・エンドが経年で少し痛んでいますが使用上支障はありません。オリジナル布ケース付き
*尚、これは現時点で何らかの書類等で確認したわけではない事を申し述べておきます。面談した英国のアンテイーク・フライ用品取り扱い業者の話や専門知識のあるコレクター等の話からかなりの確実性が高いと推定しております。更に、仕様・パーツ等からも確率の高い事は推測されます。上記のような意味で、ハーデイで作られたのではないかと思っています。少なくてもパーツ、ブランク、またはロッドの出所が一緒であると推定できます。運よく当店ではこのようにハーデイと思われるパーツやデザインのロッドをかなりの数(ハーデイと同じパーツが使われたロッドはHPに掲載前に売れるものが少なくありません)買い付けられているので次回現地で出来る限り調査をしたいと思っています。
状態はかなり良好で使用頻度はそれ程多くないようです。当店で念の為にオリジナリテイを損なわない程度の薄い防水上塗りと加えてラッピング部は再度の上塗りを施してあります。ガイドにも錆などが見られず大変良好な状態です。
3ピース、2テイップ、ステイール・センター、オリジナル布ケースとフェルール・キャップ付。
ロッド重量約420グラム。当店お問い合わせ番号SA432。グレードは
¥49,350(税別¥47,000)