1910年代ハーデイ・サイレックスNo.U・3スクリュー・リム・カット・アウト4"メール

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1914年にサイレックスUはラチェット・カバーが3スクリューに変わり、リムがカットされるモデルになりました。資料から見るとこの変更部分は間違いのない事のようです。リムをカットするのは本来キャステイング・リールとして使われるサイレックスU、フリーの状態でスプールをしっかり保持する要望があったと思われます。リム・カット・アウト・モデルは時折見かけるのでハーデイのオリジナルと思われます。スプールのカット・アウトについては今一つはっきりしません。このモデルの削った跡から推測すると、オーナーが自分で最初から削ったか、ハーデイで削ってあったものを更に大きく広げたかのどちらかと思われます。この点がはっきりしませんので、1910年代のサイレックスUでこれほどの良質の状態ながらこの価格に設定されています。使用上スプールの削った部分は支障がありません。

当店ではこのような、キャステイング・リールと呼ばれているモデルは、キャストが終わった後フリーの状態で更に流れに乗せてラインを流し込めることから、サーモン・リールとしてお買い求めいただいている人気の高いモデルです。リール重量約320グラム、リール外径約10センチ、スプール部の外径は約86mm、内幅は約3センチ。#8〜10ライン用に適しています。スプールの芯が、ラインを素早く巻き取るために52mmと太くなっていますので多量のバッキングを巻く場合は細いバッキング・ラインをご使用ください。

古い時代のリールには職人のサインが誇らしげに刻印されているものがあります。中には写真で顔が残っている職人も居て、アンテイーク愛好家の間では楽しみの一つになっています。このリールにもサイレックスを製作する職人として知られているアーサー・ウオール(AHW)の刻印が彫られています。このリールを手作りした人を知る事はアンテイーク好きの方にも大変嬉しい事ではないでしょうか。100年前にこのリールをつつがなく作り終えた誇りと喜びを込めて彫られたであろうサインを見るのは、使用する楽しみと持つ喜びも併せて授けられた気持になるのではないでしょうか。

1914年にラチェット・カバーがこのように変更され3スクリューで固定されています。アイボリーン・ハンドルにも大きな傷や欠落は見られません。ブラック・レッド・フィニッシュが大変美しい貴重なリールです。ブラス・フットが約89mmと長いので、現在のシートでは入らない場合もありますのでご注意ください。尚89mmのフット前部を、オーナーが10ミリ程短く細工をしていると思われます。本来は10センチ程の長さがあったのではないかと推測しています。

当店お問合せ番号SB393。 グレード は ¥47,250(税別¥45,000)

リール内部の機能はほぼ100年前のオリジナルの状態を保っています。古い時代の独特のブラック・レッド・フィニッシュ仕上げが見る楽しみを更に増してくれます。

格別な不具合がみられませんでしたので汚れ落しを行っただけのオリジナルの状態です。
上記でご説明したスプールが大きくカットされている部分と、フット前部が約1センチ短くなっている可能性にご注意ください。スプールがカットされたモデルは時折見かけるので、ハーデイで特注として受けていた可能性も否定しきれません。このモデルは通常見かけるスプールのカット部より広めですので、オーナーが更に広げた可能性が高いと思われます。フレームのカット・アウトについては当店の資料でも同じ写真が載っていますのでハーデイのオリジナルであると推定しています。これらは使用上支障がありませんが、念の為ご考慮ください。尚、年代・来歴・仕様等の記述は当方手持ち資料からの推定が含まれています。事実と異なる場合もある事をご考慮ください。

後年、サイレックスと呼ばれるモデルはほとんど一種類になります。サイレックス2というモデルを目にしたのは初めてです。資料によれば1920年代には多くのサイレックスが製造されていたようで、ハーデイのキャステイング・リールの代表的なモデルであったようです。

 

02/08/2013
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