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マーキスのファンが探している１９６０年代までのシルバー･マーキスのキャスル・ロゴのラチェット・カバーが付いているモデルです。ケースもネービーとベージュのカラーは古い時代のもので、この後ネービー一色になり更にブラックへと変わっていきます。当店の知る限りこのお城のマークのハーデイ・ロゴは２年〜３年程の短い期間使用されたもので、年代の特定は１９６９年のカタログにこのリールが載っている事によります。又、本体裏側のシャフト・カバーにもハーデイのロゴがテープで張られています（縁が若干剥がれています）。
リール重量約１８４グラム、スプール外径約９５ミリ、内幅約１７．８ｍｍ、本流や湖用に適した＃１０ライン用リール。ライト・サーモン・リールとも呼ばれるサイズで、１９６０年代、６サイズ
作られていたマーキス・シリーズの中で最も大きなサイズです。リールの状態はかなり良好で使用に支障が出るほどの瑕疵は見当たりません。この時代あたりまでのハーデイは手作りの工程が多くアルミの厚みもあり耐久性が高いと言われています。慎重に行えばたとえ歪んだスプールをプライヤーで直す事も難しくありません。こ使用可能なかなり状態のきれいなグラデイングのＤＴ６Ｓ（ＨＥＨと表記されている事からもこの年代は納得できます）が付いていますのでこのまま直ぐご使用になれます。当店お問い合わせ番号ＳＢ４１６。グレード は
￥３９，９６０（税別￥３７，０００）
リールの内部もかなり綺麗で大きな歪みや傷等は見られません。左右の交換は下端部のタングの向きを変えることで簡単に行えます。ニッケル・ライン・ガード付き。
１９６０年代から７０年代はハーデイン全盛期でした。アメリカでフライ・フィッシングが勃興期を迎えハーデイは＃１の品質のメーカーとして世界中に販売を伸ばしていた時代です。細部まで惜しげなく贅沢に作られている１９３０年代のやり方がいきていたのです。このマークもどうという事もありませんが、シールを張り付けてあります。
格別な不具合がみられませんでしたので汚れ落としを行っただけのオリジナルの状態です。
１９６９年のハーデイ・カタログです。左の写真がこのマーキス１０です。ラチェット・カバーのお城のマークとケースのカラーがこのモデルと同じです。
その右にバイカウントが１３０、１４０、１４０の３タイプ刑されておりＮｅｗの印が付いています。この事からバイカウントは１９６９年に発売されたことが分かります。
