1970年代・ダーモット・ウイルソン・キンブリッジ・リザーバー・
10’#7〜8
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ダーモット・ウイルソンは、世界各地でフライが盛んになりつつあるこの時代、アメリカのダン・ベーリーの店などと共に、英国を代表するフライ・ショップでした。残念ながら1981年、オービスに吸収されて英国らしいユニークなこのフライ・ショップは幕を閉じることになります。又、ダーモット・ウイルソン自身は1957年に出版された名著”Fishing The Dry Fly”の著者としても知られています。

パーツや仕様などから見てこのグラファイト・ロッドはダーモット・ウイルソンの店のオリジナル・ロッドとして作られたと推測されます。ロング・ロッドとは思えないほど軽く、大きなフライでも遠投できるパワーを感じます。ロッド自重は約120グラム、グリップの長さは約18センチ、最大外径は約24.5ミリ。バット部キーパー上部の外径は約10.2ミリ、テイップのガイド・ラッピング下の外径は約1.7mm。本流や湖でのロング・キャストに適したロッドです。また、ダーモット・ウイルソンを知る方には大変興味深いお勧めのロッド。3ピース、1テイップ、オリジナル布ケース付き。当店お問い合わせ番号SA405。状態はかなり良好と言えます、グレードは \27,300(税別\26,000)

状態がかなり良好なので大きなレストアーは行っておりません。英国に於いてすべてのガイドの巻直しが行われたようでスレッド塗装面の割れなどは見られない大変良好な状態です。これからも長くご使用になれるでしょう。素材の下地の違いか、理由は不明ですがバットとミドルのスレッド・カラーの濃度が、テイップより濃く発色しています。使用上全く支障ありません。

カスタム・ロッドらしく手書きのロゴの部分も綺麗に残っています。

シートはアメリカのバーマック社の刻印入り、ラバー・エンドは取り外す事が出来ますので工夫次第ではエクステンションを取り付ける事も可能です。テイップに巻かれたスレッドのカラーの濃度がバットやミドル部分のものより若干明るく見えます。

ブランクの塗装面に大きな傷は見られない良好な状態です。スネーク・ガイドはイギリス・スタイルの左巻きタイプです。全てのラッピング部が巻き直されています。

フェルールの差しこみ具合も正常です。しっかりと固定されています。


06/16/2012

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