1930年代オルコック・ポピュラー・9’#4〜5メール

1800年代初頭にフック・メーカーとして創業した古い歴史のあるオルコック、このロッドはアンテイーク好きな方に人気の柾目コルク・グリップ、ブラス・リング・シートなどの仕様から1930年代のモデルと推測されます。

アクションは伝統的な英国のロッドとは異なり、日本のフライ・フィッシャマンにお馴染みのかなりデリケートなロッドです。渓流のヤマメをメインに中流域のトラウトまで、ドライからウエットまでと、幅広くご使用になれる多目的ロッです。ラインは#4〜5をメインに#3も使用可能です。

ロッド重量約210グラム、一体式柾目コルクのバット・エンドまでの全長31cm。グリップ先端部のブランクの対面外径約9.4mm、トップ・ガイド下は約1.9mmです。ほぼロッドの基本的部分はオリジナルの状態を保った良質な状態です。

3ピース、2テイップです。オークションでの買い付け時にすでにスレッで一部が巻かれていたエクストラ・テイップのスレッドを外して検証したところ、一部分接着が外れ6面の張合わせの内の1面が断裂したものを再接着して補強してありました。当店で再接着してケプラーで巻き直し再塗装を行いましたので修理箇所は目立たないと思います。エクストラ・テイップとしては支障なくご使用になれますが、この為の特別な価格になっています。

オリジナル・ケース付。アンテイークらしい格調を感じる大変美しい外観のロッドです。オリジナル布ケース付、3ピース、2テイップ。当店お問い合わせ番号SA779。グレードは説明: http://www.sasanofly.com/antiqueimg/logo_antique/stars/45stars.gif説明: http://www.sasanofly.com/img/zeikomi.gif35,640(税別¥33,000)

上記に説明したレストアーを行ってあります。繊維の断裂が一面だけであったこともあり、ケプラー・スレッドで補強した個所を特定するのが難し程の仕上がりになっています。使用上支障はありません。長くご愛用頂ける状態なので1個のスネークを交換、インターミデイエット・ラップ部分と3か所のガイドのラッピングをやり直してあり、ロッド全体の防水上塗りと軽微な曲がり直しも行いました。

バット・エンドまでの全長が32cmの美しい柾目コルクの状態は大変良好で欠落や大きな穴は見られます。セミ・ダブルにも使用できる大変握りやすい太さと形状です。

古い時代のアンテイークらしく重厚なブラスのリング・シートが付いています。 フェルールはデラックスなスパイク付きタイプです。シートの下端部に一握り程のスペースがあるのでライト・スペイとしての使用も可能です。

ロゴ・マークが綺麗に残っています。ブランクの表面も推定される年代から考えるとかなり綺麗な状態です。

ストリッピングは古い時代のロッドにしばしば見られるスネーク・ガイドが使用されています。

全てのラッピングの最後がダブルに巻かれているのもこのロッドのグレードの高さを表しています。ダブルに巻く仕上げはハーデイ以外ではあまり見られない手の込んだ仕様です。

フェルールの差し込み状態は大変良好でがたつきなどは見られません。。全てをセクションをつないでフェルールの状態を調べるために振った見ました。現在のフライ・フィッシャマン方でも違和感なく楽しめるアクションだと思いました。

瑕疵に付いて
濃い色に塗られたテイップの、オス・フェルール下端から28cmの位置から上部に向かい約18cm程を細いケプラー・スレッドで補強したと記憶しています。申し訳ございませんが痕跡がはっきり残っていないために正確な位置が特定できませんでしたが、ほぼこの程度の長さが補強されていると思います。6面の内の一面のバンブー繊維の表面が断裂しただけですので使用上支障はありません。この影響と古い接着剤の為に一部の接着面に隙間があった為にこの間隔をラッピングしてあります。
 


06/05/2017
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