1930年代Fallow13’#7−8メール

1840年創業のファーローは1872年創業のハーデイより歴史の古い釣り具総合メーカーです。ファーローはロンドン、ハーデイはスコットランドに近いアーニックと南北に離れて位置するイギリスの代表的メーカーとして現在まで生き残っています。1965年にシャープと合併していますので当然それ以前の制作となります。貴重なファーローのナチュラル・バンブー・アンテイーク・ロッドです。年代は柾目コルク・グリップやブリッジ・リング・ガイド、1個だけ残っている凝った作りの黒檀と推測されるフェルール・キャップとテイップ・ケースの作りなどから推測しました。

アンテイークのダブル・ハンド・ロッドとしてはスレッドの断裂などが見られず、レストアーの痕跡も見られないオリジナルの状態を保った稀有なモデルです(見落としがあるかもしれませんが)。但し、近年になって英国に於いてロッド全体の防水上塗り塗装が行われています。又、メノウのストリッピング・ガイドが僅かに、意図的かもしれませんが、グリップ側に傾いています(気づかない程度ですが)。ハーデイに使用されているブリッジ・リング・ガイドにも目立つような錆などが見られません。丁寧に使用されたように推測される状態のかなり良好な3ピース、2テイップ・モデルです。

ナチュラル独特の非常に滑らかなアクション、かつファーローの特徴でもある遠投力があります。ロッドの印象としてはハーデイのゴールド・メダルのようなソフトなアクションに感じられます。適合ラインは#7をメインに#6や#8もご使用になれるでしょう。バンブー・ロッドの一つの黄金時代のロッドらしく仕様・完成度が極めてデラックスなモデルであることは持つ楽しみを味わえます、2テイップが揃っていることからこれからも安心してご使用になれる事から高い実用性も兼ねよなえています。アンテイーク好きの方に人気の高いブラス・キャップ付テイップ・ケースが付属しています。

ロッド重量約500グラム、グリップは全長58センチ・最大外径約26ミリ。スエル・バットになったバット・ワインデイング・チェック上のブランクの対面外径約14ミリ、トップ・ガイドの下の対面外径約2.7ミリです。軽快で負荷を掛けるとバットのパワーが滑らかにラインに伝わっていく感覚が、さすがスぺイ・ロッドの本場のアクションと感心させられます。力強さが感じられるインプリグネーション・モデルとは異なり滑らかなアクションが心地よい印象です。このアクションならどなたでも違和感なく使いこなせると思います。 ロッドの状態は大変良好です。前のオーナーの手にあるときにブランクの全塗装が行われたと推測されます。

フェルール・キャップは1個だけ揃っています。オリジナル布ケース付(ロゴ・マークが欠落して一部切れていますが使用に支障はありません)。嬉しいことにエクストラ・テイップが付属しています。これからも長期間安心してご使用になれるでしょう。3ピース、2テイップ、オリジナル・ケース、アンテイーク好きの方に人気の凝った作りのバンブー製テップ・ケース付。 当店お問い合わせ番号SA904。グレードは \47,520(税別\44,000)

古い時代のロッドの特徴である柾目コルクが付いています。状態はかなり良好で目立つような欠落や修正の跡は見られません、良好な状態と言えます。

状態はかなり良好でレストアーの必要性は認められませんでしたが、若干ハードに使われるダブル・ハンドである事と今後の使用を考えてインター・ミデイエット部分を除いた全てのラッピング部の防水上塗りを行いました。軽微な曲がり直しを行ってあります。

ラインを通さずに連続して40回通常のスペイの投げ方でロッドを振ってみました。ガイドの差し込みなどに異音などの不都合は感じられませんでした。

フェルールはハーデイなどに使用されているロック・ファースト・タイプのピン付きモデルがセットされています。キャステイング中に抜ける事がなくなります。差込に目立つようながたつきなどは見られません。

ファーローのロゴはほぼ綺麗に残っています。仕様、ブランク等を含めた全体の完成度は大変豪華です。

ブランクには塗装面に古い時代の微小な剥離が数か所見られますが、英国に於いてブランクの全塗装が行われているので使用上支障はありません。ストリッピング・ガイドはメノウ製です。気づかない程度ですが僅かにグリップ側に傾いています(意図的かもしれませんが)。
黒檀製と思われる凝った作りのフェルール・キャップはミドル用が1個付いています(ゆるい為にビニール・テープが巻かれています)。フェルールの差し込みは気になるようながたつきなどはみられません、確りと固定されます。トップ・ガイドはクリヤー・メノウが付いていますが目視の限りでは目立つようなひびなどは見られません。

年代を推定する一つの根拠にテイップ・ケースが付属した事とその凝った作りがあります。

ケースの下端部には硬いウッドが丸く成形されて取り付けられています、そして脱落を防ぐためにピンが打ち込んであります。金属製のピンはパイプの面と同一に綺麗に削られています。

又、ブラス製のキャップはねじ止めではなくテーパーを付けてあるので着脱が大変楽に行えます。そしてキャップの中には本物のフェルトが2枚入っています。それも接着等ではなく落ちないサイズにきっちりと調整してあります。些細な事ですが、ロッドに直接関係しない部分でもこれだけ丁寧に職人の手が入っている事は、本体のロッドには当然熟練のロッド職人の技が注入されて居る事になります。このロッドのクオリテイーの高さが推測される些細な作業です。


04/21/2019

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