1960年代ブルース&ウオーカー・ウルトラ・ライト・グラス・9’4”#7〜8 メール

1959年Jim BruceがKen Walkerと出会って英国で最初のグラス・ロッドを制作したことが現在の“ブルース&ウオーカー”の始まりです。バンブーからグラスやカーボンへと、素材が大きく変革する時代と共に歩んできたメーカーと言えます。

サーモン・ロッドやトーナメント・ロッドなどが良く知られているように、バンブーのしがらみがないだけに新しい素材に付いての当時として知識が斬新でもありました。遠投力やバランスのとれたアクションには現在でも多くのファンがいます。製造年代はパーツ等から1970年代後半から1980年代初めと推測されます。

遠投力やバランスのとれたアクションには多くのファンがいます。多くのモデルのライン・ウエイトのレンジが広い事がこのロッドのアクションの特徴を良く表しています。それでもイギリスのロッドとしてはかなりシャープなアクションと軽さとパワフルなキャステイング能力が特徴のブルース&ウオーカー。

グラス・ロッドながら高い遠投能力と軽さが特徴のシングル・ハンド・モデル、幅広いライン・キャパシテイが特徴なので#7〜9程度まで対応できる本流や湖用グラス・ロッドです。ロッド重量141グラム、ロング・ヘビー・グラス・ロッドとしてはそれ程重い感じはしないでしょう。長めのフルウエル・グリップの全長は26.5cm、中心部の外径約24mm。グリップ取り付け上端部の外径は15mm、トップ・ガイド下の外径は約2.9mm。若干バットが張ったデザインは大型フライの遠投や本流や湖用に適したモデルです。状態はかなり綺麗です。

オリジナル布ケース付、2ピース、1テイップ。フェルールは1ピースに似たデリケートなアクションに仕上げられるスピゴット・フェルール。当店お問い合わせ番号SA930。グレードは¥19,800(税別¥18,000)

英国に於いてブランク全体の上塗りが施されてたので(プロの作業と推定される良好な仕上がりです。但しそれほど綺麗な光沢のある状態のオリジナルの可能性も大いにあります)、グリップの汚れを落とした以外手を入れておりません。英国ではこの表面塗装以外のガイドの巻き直し等は行われていないオリジナル良好の状態と推定されます。

コルク・グリップには欠落や穴などが見られないかなり良好な状態です。

古い時代のイギリス製シートらしい雰囲気のある重厚な作りのダウン・ロック・シートが取り付けられています。この事から1960年代の古いモデルと推測出来そうです。
独特のロゴも全て綺麗に残っています。

バット部は全てオープン・フレーム・タイプのガイドが取り付けられていますテイップ部分は全てスネーク・ガイドです。ロッド全体にプロの手によると思われる綺麗な防水上塗りが施されていますので、状態はかなり綺麗です。

オス・フェルールの差し込み少しきつめとお感じになると思いますが、無理にきつく差し込まず使用中に様子を見ながらご使用ください。尚、トップ・ガイドをスレッドで巻いていないのはブルース&ウオーカー・ロッドの特徴です。

 
 
01/12/2024
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