1951年ハーデイ・イッチェン・ドライ・フライ・ロッド 9’6”・#5−6メール

有名な釣り場であるイッチェン川から名づけられたハーデイのドライ・フライ・ロッドの名竿の一つ、最もデリケートでシャープなアクションのドライ・フライ・ロッドとして知られています。このモデルは正に下記1951年ハーデイ・アングラーズ・ガイドに記載されたロッドです。

ロッド重量185グラム、バットのグリップ上端部の対面外径は11mm、トップ・ガイド下の外径約1.4mm。グリップの全長は19cm。

適合ラインは#5〜6、ロッドのアクションは現代のデザインに似てハーデイとしては非常にシャープで、日本の渓流の多目的シングル・ハンド・ロッドとして最適アクションです。ハーデイのロング・ロッドに慣れたフライ・フィッシャマンにはシングル・ハンドでのキャステイングでもそれ程苦にならないライト・アクションの軽快なモデルです。ドライは勿論ですがウエットでも十分楽しむ事ができます。フェルールの差し込み状態も良好です。ロッドの基本的な状態はかなり良好でアクションも現代風なシャープなモデルです。

かなり剥離が進んでいますがハーデイのロゴ・マーク付きオリジナル・アルミ・ケースが付属していますが、布ケースはハーデイはないと思われます。

当店お問い合わせ番号SA775。3ピース、1テイップ、ハーデイ・オリジナル・アルミ・ケース付、布ケースはハーデイのものではありません。グレードは説明: http://www.sasanofly.com/antiqueimg/logo_antique/stars/45stars.gif説明: http://www.sasanofly.com/img/zeikomi.gif¥48,400(税別¥44,000)

今後の使用を考慮して、幾つかのインター・ミデイットとガイド・ラッピングの防水上塗りを行いました。又、全てのフェール部のラッピング部分の防水上塗りも行いました。ミドル最下端部のオープン・フレーム・ガイドが取れていたので類似品を取り付けました。軽微な曲がり直しを行いました。

グリップの全長は約19cm中心部の最大外径は約14mm、下端部に僅かな欠落が見られますが全体的には今後の支障に支障は出ない状態です。
イッチェンの故郷

右のグーグル・マップを拡大していただくと美しいリバー・イッチェンの地図と写真をご覧いただけます。この名竿の生まれた川の風景をお楽しみください。

ロンドンから西に向かった港町のサウサンプトン周辺にはこのリバー・イッチェンや名竿と言われる”ホートン”由来のホートン・クラブのあるテスト川等多くの美しいサーモンとトラウトのフライを楽しむ川があります。

 

シートはアップ・ロック・スクリュー・シート。デリケートなロッドに似合うクラシックな作りながら十分の固定力が特徴です。使用上支障はありませんがグリップ下端部に小さな欠落が見られます、英国のフライ・フィッシャマンはフライをグリップの上端や下端に掛けるためにしばしば見られる状態です。このオーナーは一人だけだったと思われますが、グリップの欠落部から左利きのフライ・フィッシャマンだったと思われます。

ロゴ部分は全て綺麗に残っていますが、古い塗装の特徴であるチジミ皺が見られます。

ストリッピング・ガイドはハーデイ・オリジナルのクリヤー・メノウ・タイプです。他のガイド全てオープン・フラーム・タイプが取り付けられています。ガイドのラッピング・スレッドやインター・ミデイット・ラップの断裂やレストアーの跡がみられません。ロッドの塗装等には剥離や傷などが見られずオリジナル状態を良く保ったアンテイーク・ロッドと言えます。

トップ・ガイドはハーデイのオリジナル・クリヤー・メノウです。ハーデイのライト・モデルに使用されるサクション・ジョイントの差し込みは確りと差し込まれてがたつきなどは見られません。

1951年ハーデイ・アングラーズ・ガイド

このロッドが作られた1951年のハーデイ・アングラーズ・ガイドには9’モデルはありません。特注と推測する理由の一つです。

 


12/12/2021
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