1929年ハーデイ・ポープ・ドライ・フライ・ロッド10‘#6〜7メール

ハーデイの中ではパーフェクションから派生した軽快な2ピース・ドライ・アクション・モデル、現在の意味とは異なるようで、フライをポイントに正確かつ静かに投げられる事を意味していたと推測されます。アクションはかなり重厚で、現在では本流や湖での釣りに適したシングル・ハンド・ロッドといえます。長さが生み出す強力なトルクで、大型のフライでもスムースに遠投し静かに着水させることが出来るアクションのロング・ロッドとして人気モデルの一つです。

古い時代のモデルなのでバンブー素材は軽快でシャープなアクションを生み出すカルカッタ・ケーンと推定されます。特殊なロッドとしてコレクターに人気の高いホートンに似た狭い間隔で巻かれたインター・ミデイットがグレードの高いアンテイーク・ロッドらしい雰囲気を醸し出す美しいロッドです。

ハーデイの優れたロッドが多く製作された古い年代の凝った作りとカルカッタ・ケーン素材と推定される軽やかかつ高い反発力が感じられるアンテイーク・ロッドですが瑕疵として、ロッドのテイップが約2”ショートしています。当時の優れた素材と腕を持つ職人が製造したハーデイのロッドの幅広い適応力は、2インチのショートもハーデイ愛好者の方なら問題無く実際の釣りでお楽しみいただけるアクションです。ハーデイのバンブー・ロッド愛好者の方なら一日程度使うことで問題なく対応できるアクションになっているでしょう(多分数回のキャストで快適なロング・キャストを楽しめると思います)。

このロッドはテイップが2”程ショートしている事からかなりお買い得な価格に設定されています。アンテイーク・ロッドに慣れた方に実用のロッドとしてお勧めのモデルです。

ロッド重量約220グラム、グリップの全長は約22cm。グリップ上端部のロッド対面外径は約9.5mm、トップ・ガイド下のロッド対面外径は約2.5mm。トップ・ガイドとストリッピング・ガイドはハーデイ・オリジナルのクリヤー・メノウ・ガイドです。

2ピース、1テップ、2インチのショート以外は丁寧に使用されたようで状態はかなり良好で古い時代の優雅な雰囲気のオリジナル性を保っています。スピアーが付いていますがねじのみでスピアー本体は紛失したようです。オリジナル布ケース付き。当店お問い合わせ番号SA976。グレードは説明: http://www.sasanofly.com/antiqueimg/logo_antique/stars/45stars.gif説明: http://www.sasanofly.com/img/zeikomi.gif31,900(税別¥29,000)

下端部に埋め込まれたスピアーが紛失したのか付いていませんがスクリューは付いているので当店特製のハーデイ・スピアー用エクステンションが取り付ける事が可能です。ダブル・ハンドとしてのご使用も可能です。

テイップのオス、バットのメスの接着面にガタツキが見られたので今後の長いご使用を考慮して取り外して再接着・巻き直しを行いました。トップ・ガイドの巻き直しも行いました。英国に於いてプロのレストアーが行われたと推定出来るので状態はかなり良好な事からこれ以外は軽微な曲がり直しを行いました。

全体的なグリップの状態良好ですが、コルク下端部に小さな欠落が認められます。古い時代の英国のフライ・フィッシャマンはこのロッドでもフック・キーパーが付いているのですが、フライをグリップに掛ける習性があったらしくしばしば下端部や先端部に小さな欠落が見られます。使用上支障はありません。アップ・ロック・シートの為、シート下端部に若干のスペースが生じます、その部分に指を添えて軽いセミ・ダブルにも使用できます。

シートの状態も良好です。グリップ下端部の小さな欠落が見られます。

スピアーを紛失したらしくただネジだけが残りました。

ネジを占めるとスピアーが無い為穴が見られます。内径13mm程の穴が見られます、ロッドの使用には支障はありません。
ハーデイのロゴ・マーク全て綺麗に残っています。かなり丁寧な使用がなされたと推測されます。リング式フック・キーパーが付いています。

ブランクは大変綺麗な状態で傷などは見られません。一人のオーナーが持っていたロッドと推測されます。そして古いはーデイでしばしば見られる事ですが、プロ、このロッドはハーデイではと推測していますが、手入れをされていたと思われます。スレッドの断裂等も見られません。

ストリッピングには状態の良いクリヤー・メノウが付いています。他のガイドはブリッジ・リング・ガイドが付いていますが錆等ア見られない綺麗な状態です。インターミデイエット・ラップも巻き幅が狭くデラックスな仕上げになっています。

使用中抜ける事を防ぐロック・ファースト・フェルールの差し込みにがたつきは見られません。

トップ・ガイドにも目につくほどの傷は見られません。トップ・ガイドの巻き直しとオス、メス・フェルールの脱着巻き直して行いましたので今後も長くご愛用いただけると思われます。

1929年ハーデイ・アングラーズ・ガイド

正にこのロッドの作られたハーデイの1929年のアングラース・ガイドが手元の資料にありました。このロッド名が付けれた、当時の英国の著名なフライ・フィッシャマンだったと思われる”W.H.Pope”の解説が書かれていました(W.H.Popeに付いてのデータはありません、推測です)。

 


12/16/2021
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