1978年・ハーデイ・リチャード・ウオーカー・スーパーライト9’3”#7〜8メール |
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長さ約20cm、中心部の最大外径約26mmのコルク・グリップには目立つような欠落や凹みは見られません。良好な状態と言えます。グリップとエクステンションのコルク部分には薄いウレタン塗膜塗られているようです。握り具合などの使用感には全く支障は感じられません。尚、画像下端のハーデイ・オリジナルの取り外式エクステンションの他に画像にあるラバー・エンド付きエンド・キャップを当店で製造しております。 |
グリップ下部の”1978”と年号が小さく書かれた上部に、幅約10mm、長さ約65mm程の上塗りされたウレタン塗料が削られてコルクの下地が見えています(気づかないかもしれません)。使用にはもちろん外観にも問題はありませんが、多分名前が書かれていたのではと推測しています。 |
ハーデイのロゴが全て綺麗に残っていることも使用頻度の多くないことを示しているようです。フック・キーパーもバンブー・ロッド時代の雰囲気を感じさせるリング・タイプが取り付けられています。 |
アップ・ロック・シートのウッド・スペーサーとねじ込み部分を合わせた全長は約77mm。差し込まれているハーデイ専用エクステンションのコルク部の全長は95mm、存分にセミ・ダブル・ロッドとしてのキャステイングお楽しみいただけます。画像下端は当店で作ったラバー・エンドです、 |
前の英国のオーナーが紛失したらしくシート下端の取り外し式ラバー・エンドが付いていませんでした。このままでもリール・フットを差し込むリテイナー金具が抜け落ちる事はありませんが、砂や水の侵入を防ぐために当店で英国製ラバー・エンドを使ってエンド・キャップ作ってみました。これだけのロッドを出来る限り長くご使用いただけるよう取り外しやすく作ってみました。差し込む部の外径約16mmのグラス・チューブのラバー・エンドの長さは約10cmです。 |
*使用上のご注意:約全長約83mmのグラス・チューブの58mm程がロッドに差し込まれ約25mm程が外に残るように作りました。これはラバー・エンドをグラス・チューブの中に入れた細いグラス・チューブと共に接着剤で固定されている仕様の為、万が一ラバー・エンドが外れた場合内部に差し込んだチューブを手で引き抜ける為の工夫です。グラス・チューブがロッド・下端の中に残ると専用ハーデイ製エクステンションが使用できなくなります。余りきつく差し込まないでください、抜くときもグラス・チューブ部分をもって引き抜いて下さい。ご注意を十分ご理解の上ご使用ください、もしご不要の場合はお申し出ください。 |
ラッピング部の状態はかなり綺麗でレストアーや防水上塗りの必要性は認められませんでした。当時のハーデイらしい雰囲気が残る当時の作りをオリジナルの状態で残す事が出来るかなり良好な状態と言えます。 |
綺麗な状態のオリジナル・ケースが付いています。フェルールの差し込みもがたつきはみられません。 |
1976年ハーデイ・カタログ |
カタログの左側の写真のロッドがこのモデルです。仕様が1978年に作られたこのロッドと同じものです。 |
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