1950年代Eggington・8'6” #5・ |
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ブラス・シートやフェルール、ガイドなどから1950年代と推定しましたが、パーツ類の凝った作りなどからかなりデラックスなモデルと思われます。ロッドの状態がかなり綺麗な事が一見して直ぐ目に付く特徴です。現代のフライ・ロッドに近いデリケートなアクションはどなたでも馴染みやすいアンテイークと言えます。 ロッド重量は約160グラム、ワインデイング・チェック上部のバット・セクションの対面外径は約8.4mm、トップ・ガイド下の対面外径は約2.5mmです。英国のアンテイーク・ロッドとしてはかなりデリケートなアクションなので、#4〜5ラインをメインに#6程度まで対応できる渓流・中流域の万能タイプのモデルです。
シングル・ハンドがメインですが下部のラバー・エンドを外すと当店別売の特製イングリッシュ・エクステンションを取り付ける事が可能です。上記画像では最後まで差し込めずに1〜2mm程度の隙間が出来る場合がありますが、ご使用には問題はありません(撮影では無理して最後まで差し込むことをしていません)。 使用頻度がそれ程多くなさそうな外観から今後の長いご使用を楽しめるかなり良好な状態のアンテイーク・ロッド。オリジナル布ケース付き。2ピース、1テイップ・モデル。当店お問い合わせ番号 SA1065。
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長さ約14cm、最大外径約24.5mmのコルク・グリップに目立つほどの欠落等がみられない良好な状態です。シングルで存分にキャステイングをお楽しみいただけるデリケートなモデルですが、ラバー・エンドとシートのリテイナー部の間には一握り程のスペースが出来るのでセミ・ダブルとしてのご使用も可能です。 |
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使用感をそれ程感じさせない綺麗な状態のウッド・スペーサー(露出部の長さは約51mm)付きシートが取り付けられています。 コルク下のリテイナー下端部と、スクリュー部金具上端部の間には最大約67mmのスペースがあるので古い時代のフットの長いアンテイーク・リールも固定できます。シートのスクリュー部を、リール固定時にネジの最上部まで移動するとラバー・エンド上端との間に約4cm程のスペースが出来るのでシングルで使用しながら時折セミ・ダブルとしても御使用いただけます。 シート金具には”ウオーター・プルーフ”のロゴが刻まれています。買付資料等から推測するにロッドのモデル名で、防水機能が優れた特徴の当時としては高機能モデルのロッドではないかと思われます。 |
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| ブラス製のネジが付いたラバー・エンドは取り外しが可能です。輝きを失わない綺麗な状態のシート下端部にはEggingtonのロゴが刻まれています。 |
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| ロッドのロゴも綺麗な状態で残されています。シートやグリップ、ロッドの全体の状態からアンテイーク・ロッドとしては使用頻度がそれほど多くない上にかなり丁寧に使用されたことが推測されます。 |
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ストリッピング・ガイドはリング金具の外径約9.31mmの綺麗な状態のクリヤー・メノウが取り付けらえれています。ロッドには目立つほどの傷などが見れれません。他のガイドは凝った作りのブロンズ・カラーのオープン・フレームが取り付けられています。これらのガイドには錆などが見られません。これらからもこのモデルはかなりデラックスなモデルとして作られたことが推測できます。 |
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下記に画像でご説明した凝った作りの仕様を持つフェルールの差し込み部にもがたつき等はみられません。スムースな抜き差しとしっかりした固定感を感じさせるるフェルールです。 ストリッピングとおそろいのクリヤー・メノウのトップ・ガイドの金属フレーム外部の外径は約6・5mm。 |
オス・フェルール上部には外径約1・34mm・高さ約0・05mm程のピンが埋め込まれています。 |
加えてフェルールの差し込み位置が簡単に特定できる利点もあります。アンテイーク好きな方には大変興味深い仕様です。 |
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