1970年代・ハーデイ・ファイバーライト・グラス・スピニング・7‘0”・7〜8ポンドメール

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1970年代は、ハーデイが創業以来1960年代までの長いバンブー・ロッド・メーカーからグラス・ロッド・メーカーへと軸足を移して、ほぼ完成の域に達した時代です。あらゆる釣りの場面に対応できる多くのモデルが製造されているのも、グラス素材を使いこなすことが出来るようになった証に見えます。

この年代のハーデイのグラス・ロッドは、しっかりしたデザインが注入されているので安心してご使用いただけるアンテイークが数多くあります。 この7‘のファイバー・ライト・スピニングも細身のロッドで軽いのですが、グラス・独特の滑らかなアクションながらバットから曲がる高いトルクで遠投力も十分に堪能しています。魚を掛けてからのファイトではバットから曲がる独特のアクションで更に楽しさが味わえると思います。

1976年のカタログにはルアーの適合ウエイトが掲載されていますが、このモデルはラインのポンド表示になっているので、これより古い時代のモデルと推測されます。7’No.2と表記されているモデルで、適合ルアー・ウエイトは35グラムまでと書かれています。表示は年代により若干幅があります、ロッドを振った印象は10グラム程度から30グラム程度が適しているミデアム・ライトだと推測しています。本流や湖のライト・ロッドとして適したモデルでしょう。

ロッド重量約150グラム。バット・エンドまでのグリップの全長は約38cm、フォー・グリップが6cm、シートが11cm、リアー・グリップが21cm程度になります。グリップ上端部の上部のブランクの外径は約11mm、トップ・ガイド下は3.1mmです。アンテイークのグラス・スピニングとしては通常の使用頻度で、かなり使われていると思われます。根本的な瑕疵は見られませんので今後も長くご使用になれるでしょう。2ピース・1テイップ、ハーデイ・オリジナル・ケース付。当店お問い合わせ番号SR79¥28,620(税別¥26,500)

かなり使用されていますが、欠落・破損などの基本的な部分に瑕疵は見られません。今後も長くご使用になれる状態なので、ラッピング部分の防水上塗り、フェルール差し込み部分の調整、汚れ落としを行っています。

コルク・グリップには目立つような欠落や穴は見られません。シートも問題なく機能し確りとリールを固定できます。バット・エンドが取り外せないかもしれませんが、その必要もないので無理に外さない事をお勧めします。

シート金具の全長は約11cm、スペースは約75mmあります。

ハーデイのロゴ部分は70%ほどが残っています。

一番手前には約29mmの大口径ガイドが付いています。スレッドの断裂は見られません。防水上塗り時に色止の下塗りを施しましたが、一部に塗料がしみ込んでいます。

トップ・ガイドはセラミック・ガイドが付いています。はっきりと識別できませんで画、もしかするとスレッドが巻き直されているかもしれません。フェルールの差し込み状態は良好でがたつきは見られません。確りと差し込むことが出来ます。
 

1976年ハーデイ・カタログ

カタログ中、3行目の7’(No2)がこのロッドと思われます。

左から2番目のモデルがこの7’です。

 

 


03/01/2018
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