1980年代ハーデイ・トラウト・フィシャー・バック お問いあわせ・ご注文。メール

 

1970年代当時はフライ・フィッシャマン達の間だけで愛用されていたハーデイ・バックでしたが、英国らしい落ち着いた雰囲気と使いやすさから1980年代になって一般の人々の間でも愛好されるようになりました。一般の人々の流行はどこから始まったかを確定するのは困難ですが、当店の知る限りでは女性の間で評判を呼んだのがきっかの一つであったと記憶しています(最初使いだしたのは飛行機の搭乗員の人々だと思いますが)。その折、ハーデイ・バック・シリーズの中でも前面にネットを取り付けた“トラウト・フィッシャマン”は収納力に優れたフィッシング・バックとしてに特に人気の高いモデルでした。

サイズは約38x31x10センチ。内部にポケットが2個付いています。表面のネット部分は本来魚を入れる部位でしたが、このバックの人気のデザインとともに便利な小物入れとして使用されています。

これはレザーのロゴ・マークなどから1980年代のモデルと推測されます。一般的にはかなり使用頻度が高く経年による痛みが見られる事の多いハーデイのバック類ですが、これは状態が大変良好と言えます。防水のコットン・キャンバスにひび割れや破れ等はみられません。縁取りのレザーも確り付いています。強いて言えば本体のレザー・ストラップの角が金具で擦れていますが使用上に支障はありません。 状態はかなり綺麗です、グレードは当店お問い合わせ番号SC433¥39,960¥37,000)

このバックの縦長のロゴの形状から1980年代と推測されます。1990年代になるとロゴが横長に変わります。下記ハーデイ・カタログ1986年版をご参照ください。

フィッシング・バックとしての機能性第一のデザインが随所に見られます。町での使用される方にはこれらが人気の元になっているようですが大変頑丈な作りです。サイドにはウエデイング中でも簡単に保持できるよう、ネット、ギャフ、ウエデイング・スタッフ等を取り付けるブラス製リングが取り付けられています。

本体大型ポケット内部には、約13x22x7pのフラップ付内ポケットが2個付いています。
バック裏側です。型崩れなどは見られません。ベルトも確りとして居て使用頻度もそれほど多くないと推測されます。これからも、釣り場のみならず町でも長くご使用になれるでしょう。
強いて瑕疵を挙げればバック右側レザー・ベルトの角が金具で擦れて表面の塗装面が若干ひび割れを起こしています。写真はバックの左右のベルトをそれぞれ撮影しています。
1986年ハーデイ・カタログ

写真左欄の上から3段目のバックがハーデイ・トラウト・フィッシャーです。メインの大きな写真のバックはキャリオール・バック(左欄5段目)ですがハーデイ・ロゴ・マークがこのバックと同じなのがわかります。1980年代は未だハーデイ一族が会社の経営に参画していた時代です。会社にもゆとりがあり、ハーデイの名に値する良質の製品が作られて時代でもあります。残ったハーデイ製品のアンテイークとしての評価が高い製造年代でもあります。

 

 

 


03/23/2019

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