スレッド・カラーの発色をクリヤーにしてロッドの完成度を高める為に基材と硬化材共に透明です。その為両者を取り違える事の無いように比率が基材2:硬化剤1になっています。
この容器から必要な滴数を落とす事で計量が出来る便利な方法です。面倒な計量作業や後始末が不要です。
基材・硬化剤共、ケース・ノズルの先端部から約5mm〜10mm程度の位置でカットします。尚赤線付きシールの線の上・先端から8mmでカットすると使いやすいと思われます(念の為に再度先端からの距離を正確に計測すると良いでしょう)。 通常のフライ・ロッドでは硬化材10滴、基材20滴ほどの量で間に合います。
最初ボトルを押す力の加減が分からない場合はテストをすると良いでしょう。 冬は粘度が増しますので、カップに入れたお湯の中でボトル容器全体を温めてから容器を押して垂らしながら軽量してください。 大きなロッドをメインに製作する場合や液材の出が悪い場合は5mmより少し下の部位をカットして一滴の量を多くしてください。
当店の経験ではこの計量法で硬化しなかった事はありませんでした。固まらない場合の原因の多くが二液の攪拌が不足している場合が多いようです。 この塗料は国内の大きなメーカーでも使用しているエポキシ塗料です。塗りやすい粘度ながら塗膜面の強度と透明度が高い事が特徴です。一般的に二度塗りで仕上げる事が出来ます。
修理等の場合や手回しの場合などは特に便利です。乾燥時間が一般的なエポキシより早くなっています。温度により異なりますが、一般的に30分ほどで垂れにくくなりますので手回しには特に便利です。太いロッドで、塗装に時間がかかる場合は、2:1の比率で塗料を追加しながら作業を行ってください。
カップに垂らす一滴の量はできる限り均一が望ましいのですが、一般的にかなり一滴ごとに差があっても当店が使用した範囲では問題なく硬化しています。二液の十分な攪拌がかなり重要だと思います。
*ケースの先端に微小な穴が開いています。テープ等でキャップを固定していますが、発送等の場合説明書が僅かに染みる程度の微小な染みだしが出る場合があります。使用上支障はありませんがご考慮ください。