当時のフライ・フィッシングが如何に贅沢な遊びであったかが想像できるレザー製リーダー＆フライ・ワレット類です。当時このようなワレット類が愛用されたのはリーダーがシルク・ガットであった名残りではないかと推測されます。尚年代は推測ですので正確ではありません。シルク・ガットからノッテド・ナイロンへと移り変わる１９５０年代から１９６０年代のものが多いと推測しています。

シルク・ガットからナイロンに素材が変わってもナイロン・テーパー・リーダーが出たのはかなり遅く、未だ手作業で結ばれたノッツテッド・リーダーの時代です。釣り場でのリーダーの結束にはかなりの手間が掛る為に、先端部にループ付きテペットを付けて収納して交換の手間を省いたものと思われます。我々と趣味を同じくする異国の先人達がイブニング・ライズを目の前にして如何にフライの交換を素早く行うかを試行錯誤する姿に共感を覚えてしまいます。そのような時代のアンテイークです。日本でも夕方の釣りでのフライの交換を素早く行える事から、あらかじめテペットを取りつけて収納しておく方もいらっしゃいます。そのような使用法のお客様にお勧めの豪華なアンテイークです。レザー・ワレットには英国にも多くのコレクターが居てかなりの人気アンテイークの一つ、当店でも古い時代のレザー・ワレットの愛好者の方がいらっしゃいます。使いこなせば楽しさが増すと言うアンテイークです。

＊天然のレザーや油脂を浸透させた特殊な紙、天然のフェルト等を原材料としている為、殆どのモデルが経年や使用による劣化を免れません。使用は可能ですが丁寧にお使いいただく事をお勧め申し上げます。

年代についてはこのコレクターの他のアンテイーク等などからの推定です。

１９３０年代の可能性もかなり高いと推定しています。

サイズは約１７ｃｍｘ１０．５センチ、厚さが約４．５センチ、英国製らしい造りの本格的レザー・ワレット。

状態はこの種のこの年代のワレットとしては通常の使用感です。現状でお使いになれます。

当店お問い合わせ番号ＳＣ４９１。状態は。

￥９，３５０（税別￥８，５００）

約１５ｃｍｘ９ｃｍの油脂浸透ペーパー製フライやリーダー、テイペット等の小物入れる３つのポケットが付いたけースが５枚付いています（両面使用できるので３０か所になります）。

加えて仕切りの無いケースが４枚付いています。油脂浸透ペーパー製ケースの一部が使用に支障はありませんんが水分が染みたせいか縮んでいる部位が（下の写真左部）見られます。

サイズ約１０．５ｃｍｘ１０ｃｍｘ２ｃｍの人工皮革製リーダー・ワレット。

使用頻度はそれほど多くないさそうで状態は良好です。

当店お問い合わせ番号ＳＣ４９２．状態は。￥２，７５０（税別￥２，５００）

プラステイックのリーダー・ケースが１０枚付いています。約１４セットの３０ポンドテストの極めて細い７本撚りと思われるワイヤー・テイペットが入っていますが現時点では正確に使用目的は不明です。

サーモン等で使用するのではないかと推測していますが確定できません。使用可能の状態です。

４面のアルミ・フライ・スイング・リーフには、＃１２以下のフライを掛けるクリップが一面で８０本、＃１２〜＃８程度を掛ける面が５６本、それ以上の＃６程度の大型フライ用が２面で３０本、合計１６６本のフライが収納できます。

内部の様子からそれ程使用してないように推測できます。尚１７本程の＃１４程度のウエット・フライと２本のサーモン・フライが付いています。

ケースの裏側にはツール等を入れる小物入れポケットが２つ付付いています。殆ど使用感が見られない綺麗な状態です。

尚、内部撮影時にワレット内側の端をノギスで抑えて写しました。